ウイルス感染症に対する人権的配慮について
日本赤十字社Youtubeより「ウイルスの次にやってくるもの」
ウイルスは人を選んではくれません。誰にでも感染する可能性はあります。にもかかわらず、感染者やその家族、医療従事者、海外帰国者への根拠のない中傷が拡がっています。
考えてみてください。もし明日、あなたが感染者になったとしたら…そのとき、あなたが他者に望むものは、隔絶や忌避などでは決してなく、励ましやいたわりの心であるに違いありません。
不確かな情報が溢れる現代社会において、いわれなき差別が世界各地で頻発しています。
恐怖は疑心と根拠のない中傷を生み、さらには差別や偏見を育みます。
感染者や医療従事者をはじめ、ウイルスと闘う「すべての人類」に向けられるまなざしが恐怖ではなく、やさしさでありますように…
妙心寺派は祈っています。
令和2年5月26日
人権擁護推進本部