声明文(北朝鮮による大延坪島周辺への砲撃に対して)
平成22年11月23日、朝鮮民主々義人民共和国による韓国領の大延坪島周辺への砲撃が報じられました。 平和と友好のアジアのスポーツの祭典の最中でもあります。 常軌をあまりに逸した軍事行動であり、民間人に死者も出るなど到底許されるものではありません。 一方、韓国側もこの行動に応戦し、更には新たな挑発には代価を払わせると表明し緊張が高まっております。 これらの一連の動きは、世界の平和を欣求する多くの人々の心を踏みにじるものであります。 私たち臨済宗妙心寺派教団は、釈尊のみ教えに則り、開山無相大師、開基花園法皇の訓誡を体し、そのみ心のままに、あらゆる反平和的な行為に反対します。 更には、これらの行動に武力をもって血で血を洗うことの無きよう、切に願うものであります。
平成22年12月1日
臨済宗妙心寺派 宗務総長 松井 宗益