073 まもなく今年も終わるけれど
「おはようございます。今日も一日がんばります」子ども達が毎朝、仏さまにご挨拶して出かけていきます。毎日必ず挨拶して出かけていくことをお正月に誓いました。でも、つい寝坊をしたりして、時間に遅れそうになってできない日もありました。でも、そんな時は、「もうやめた」ではなく、昨日はごめんなさいとあやまって、また始めました。
まもなく今年も終わるけれど、今年一年を振り返ってみたとき、みんなはお正月に立てた誓いは守れた?
守れたという人も、守れなかったという人もいるよね。
千葉市の小学4年生の女の子は「ゆびのおしごと」と題して詩っています。
「ゆびのおしごと」
おやゆびはしるし
ひとさしゆびはひょうげん
なかゆびははじまり
くすりゆびはちかい
こゆびはやくそく
(2006.8.30読売新聞)
指の仕事って面白いね。親指から順番に一本づつ指を立ててみよう。親指、人差し指、中指、薬指、最後に小指。
一番立てにくかったのが薬指だよね。まっすぐ立てにくいし、立ったとしても、倒れやすくて・・・薬指のお仕事は誓いだったから、誓いを持つこと、続けることの難しさを教えてくれているんだね。
でも、薬指だけ(誓い)では立ちにくいけれど、小指も(実践することを約束したら)一緒に立てたら立てやすくなった。そして、中指も(ひとつでもはじめたら)一緒だとほら、倒れなくなったよ。
誓いを立て、続けるのは難しいよね、でも、守る約束をして、できることから始めたらきっと守れるよ。守れなくても、またやり直せばいいんだよ。
羽賀浩規